コンデンサーの汚れにご注意を!
パン屋さんに限らず、厨房のあるお店には、必ず冷凍装置を使用してる機械をお使いですよね?
たとえば、フリーザーやリターダ(冷蔵庫)、ドゥコンディショナー、作業台下冷凍(冷蔵)庫等、
冷やす機能を持つ装置には必ず冷凍機が搭載されております。

冷凍機には空冷式の場合、「コンデンサー」と呼ばれる放熱装置がついております。
冷凍機動作中は少し大きめのファンモーターが回転している、ちょうど自動車のラヂエターの
ような形をしており機械の本体上部又は機械の下に冷凍機とセットになって搭載されております。

冷凍機が動いているときは、コンデンサーのファンモーターが回転し、冷たい空気を
コンデンサーに通して、暖まった冷媒ガスを冷却すると言う冷凍機には必ず必要な
装置なのですが、この「コンデンサー」に空気を通すという性質上、どうしてもホコリや
パンの粉などが詰まってきます。
「コンデンサーの目詰まり」と呼んでおりますが、もしそのまま使っていると、
冷却効率が悪くなり冷え無くなってくるばかりか、電力も余分に消費しますし、
冷凍機の停止、最悪の場合は冷凍機のパンクがおこると言う事も考えられます。

故障も大変ですが、冷えなくなってしまい庫内の大切な食材やせっかく次の日の仕込みをした
材料がダメにならないように、定期的に「コンデンサーの目詰まり」を掃除しましょう!


***水冷式の冷凍機の場合、クーリングタワーの汚れも注意してください。***
コンデンサーを清掃する前に必ず電源ブレーカーを切ってください。
清掃中にコンデンサーファンモーターが廻ると危険です。
また、高所での作業は十分に注意してください。
フィルターが取り付けてある場合は、フィルターをはずして水洗いをしてください。
フィルターを取り付けていない機種もあります。
(フィルターは上の写真の黒い網のような物です。)
コンデンサーの目をつぶさないように縦方向にブラシ又はタワシでホコリや汚れを
落としてください。

コンデンサーの目は薄いアルミ板です。
柔らかくて大変歪みやすく、又素手でさわると、手を怪我する事もあるます。
ゆがんでしまうと清掃しても冷却用の空気が通りにくくなりますので、
清掃作業は十分に注意してください。
コンデンサーの清掃が終わりましたら、フィルターをとりつけ、電源を入れてください。
コンデンサーを清掃しても、冷えが悪い等、冷凍機の能力が戻らないときは
ご相談してください。
わからない事がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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